7月初旬にあった大規模水害被害から、約3週間ほどが過ぎました。
改めて、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
仕事柄、お電話を頂いて実際に被害に遭われた方々の自宅にお伺いして、修理のご相談や
簡単にですが少しのお手伝いをさせて頂いております。
被災後、初めて訪れたときの印象は本当にテレビを見ているような感じでした。
見渡す限り茶色の風景で、何とも言えない下水の匂い。
水の勢いもすさまじいもので、敷地内にあったプレハブ小屋は実は100mぐらい先のところにあった
ものが流れてきたものだったり、屋根の上には瓦礫が引っ掛かっていたりしていました。
それでも、被災された方々をはじめ、多くのボランティアの方や自衛隊の頑張りで、浸水して
使えなくなったゴミを道路の道端に早々に積み上げられていました。
最初はゴミをダンプに詰め込み捨てようとしても、町の1/4が被災しているので、処理場につくまでに
約1時間の渋滞待ち。一日に何度も持ち込むことは実際には難しかったです。
現地に住まれる方々はすごく辛いはずなのですが、こちらにその気を悟らせないように、冗談を言って
きたり、明るく話しかけてくれたりしたのが印象的でした。
東日本大震災のときは、”なんだか大変なことが起きている”と、テレビのニュースで知り、実際に復興作業
される方は大変だなと思いながらも、何もせずに普段と変わらない生活をしていました。
しかし同じ地元の真備町が被災し、行こうと思えば行ける距離なわけで、自分に何ができるはあるかと、
恥ずかしながら真剣に考えたのは今回が初めてでした。
連日のように記録的な猛暑日が続く中、作業されている方々には本当に頭が下がる思いです。
昨日も真備の方に行っていましたが、復興には時間をかなり有すると思いますが、一日でも早い復興を心より
願っています。
明日は台風が被災地に上陸するおそれがあるということなので、二次災害にならない様、危ないと感じたら
真っ先に行動してください。