合併浄化槽の交換工事についてご紹介させて頂きます。
一般的に合併浄化槽の交換目安は25~30年と言われており、交換・新設方法は大きく分けて2つあります。
新設する合併浄化槽を敷地内の別の場所に埋設し、既存の合併浄化槽は上部を解体して埋戻しにて対応する
方法と、既存の浄化槽を完全に撤去し、新しくその場所に新設する方法です。
敷地のスペースや工事の関係により、どちらか片方の方法しか取るケースが出来ない場合もありますので、
事前の現地調査が重要です。(費用にもかかわってきます。)
また、新しく浄化槽の取替をおこなう前に忘れてはいけないのが・・・
「補助金」です!
毎年合併浄化槽設置に対しての予算が組まれており、H30年度の倉敷市浄化槽設置補助金も倉敷市のHP
から確認することが出来ます。
建物の延べ床面積によって浄化槽の人槽も変わりますし、それによって補助金の額も変わってきます。
しかしながら一番最初にやらないといけないことは、補助金の対象エリアかどうかを一番に確認することです。
確認方法は、同じく倉敷市HP内にある「補助対象地域の確認に係る様式」に必要事項を記入し、確かめる
ことが出来ます。
説明が長くなってしまいましたが、実際に工事させて頂いた現場のご紹介をさせて頂きます!
まずは天板のコンクリートスラブを砕いて撤去し、周囲の土を掘削していきます。
大きな浄化槽です!
導入部分と放流部分を切り離します。その間に家の中の水を流したりトイレは使用できません。
ある程度掘削深度が深くなったら、水を掛けて流動性を良くしていきます。
2台のショベルカーを利用してやっと取れました!
浄化槽の下には、ベース基礎を打っていますので、それを取り除きます。
最近では工事の短縮化を図るために、コンクリートを打つのではなく、二次製品を使用し、
その上に浄化槽を設置していきます。
新しい合併浄化槽がこちら。
既存の合併浄化槽に比べて、大きさは半分以下のサイズになっています。(全長2m弱)
埋設後は導入部・放流部分を繋ぎ合わせ、土を入れてしっかりと転圧して地固めをします。
最後は車が上にのっても大丈夫なように、新しくコンクリートを打ちます。
浄化槽の交換自体はなるべく1日で終わらせるように準備をしながら進めていきます。
(家の中の水が使えないとストレスになりますので・・)
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